生理前症候群。pmsがひどくなってから自分でも勉強し始めました。
また、今通っているレディースクリニックの先生は、初歩的なことから丁寧に話してくださいます。私のように生理前症候群のことを正しく理解している人も少なくないとおっしゃっていました。
一生の時間から見ると生理がある期間はたったの7年!でも、毎月のものですから、生理前~生理中、できるだけ快適に過ごしたいもの。そのためにも生理前症候群について知識を持っておくことは大切です。
月経前症候群・pmsとは
生理の始まる1週間前くらいから、カラダや気持ちが不安定、いつもと違う状態になるPMS(ぴーえむえす)(Premenstrual syndromeの略)
日本語では『月経前症候群』と言われます。
排卵後から生理になる頃までに起こる生理現象のことで、女性の70~80%が多かれ少なかれ経験しているそうです。
pms 症状は女性の数だけ症状があると言われるほど多岐にわたります。
- 怒りっぽくなる
- 怒りやイライラの感情をコントロールできない
- 攻撃的になる
- 悲観的になる
- 無気力になる
- 涙もろくなる
- 落ち込みやすくなる
- 自信喪失気味になる
pmsの症状はカラダと心の両方に同時に、しかも複数現れることが多いようです。
生理は出産のために大切なカラダの働きですが、あまりにもカラダや心に症状が多く現れると、生理自体が憂鬱になり、ひどい絶望感を感じたりすることも。
わたしの場合は、生理が終わると、あれだけ重かった心とカラダが嘘のように軽くなるので、逆に生理の前が余計に辛くなるという悪循環に。
こういう気持ちはうまく消化して、なんとか生理前の憂鬱な時期もやり過ごしたいです。
生理前症候群の症状にはどんなものがある?
生理前症候群 症状は身体的な症状と精神的な症状の2つに分けることができます。
生理前症候群 体の変化
- 頭痛
- 肩こり
- 腹痛
- 便秘、下痢
- むくみ
- 胸の張り
- 肌あれ、ふきでもの、生理前ニキビ
- だるい、疲労
- 眠気、不眠
- 過食、拒食(摂食障害)
- 脂っこいもの、甘いものを食べたくなる
- ジャンクフードや同じものを食べ続ける
- 冷え
- 耳鳴り
- 関節痛
- 吐き気(おう吐)
- のぼせ、ほてり
- めまい
- 発汗(多汗)
- 体重増加
- おりもの
- 喉が詰まるように感じる、違和感
生理前症候群 気持ちの変化
- 集中力がなく、何事にもやる気がない(無気力)
- 否定的、悲観的になる
- 涙もろくなる
- 憂鬱
- 攻撃性が強まる(暴言、感情的になる、イライラする)
- 落ち込み、絶望を感じる
- ケンカが増える
- 衝動買いが多くなる
- 無性に生理整頓、掃除がしたくなる
- 性欲が一時的に高まる、減る
ただし、まだ分かってない症状もたくさんあるそうです。
少しでも気になることがあったら信頼できるレディースクリニックで相談してみるといいですね。
pmddという症状もある
pms 症状の中でも心に表れる症状のことを『PMDD(ピーエムディーディー)』と言うことも。
pmddとはPremenstrual dysphoric disorderの略で、日本語では「月経前不機嫌性障害」と言われます。
生理前の無気力、憂鬱、イライラ、落ち込み、自己否定、悲観視、集中力や判断力の低下、感情のコントロールが難しいことで、人間関係にまで悪影響を及ぼしかねない症状のこと。
生理前は冷静になれないし、自分も家族をも感情で振り回してしまい、論理的な思考回路が消えてしまう。
レディースクリニックに行く前は、年齢的に更年期症状?若年性の認知症?鬱?などいろんなことが頭を駆けめぐりました。
でも、pmddの症状も生理前にはよくあること。pmsの症状の一つだと知っておけば、必要以上に落ち込む必要はありませんし、生理前のこの時期が来たんだなと受け流すこともできるようになります。悲観的に考えすぎず、カラダを楽にしてやり過ごしたいものですね。
家族やパートナーにも理解してもらう
家族やパートナーがいる場合は、pmsについて理解してもらうことも大切です。とくに、自分の生理周期や出やすい症状を話しておいて、心の準備をしてもらうことも重要。
- 「この時期はこんなことをまた言ってしまうかもしれないけれど、本心ではないの。ごめんなさいね」(←先に謝っておく)
- 「この時期はゴロゴロするけれど大丈夫だから」
など丁寧に言っておくといいかもしれません。pmsのことを知らない男性も多いです。とくに日本は。男性にも月経についての教育は必要ですよね。